野球小僧 season16

丸坊主にして自由な時間をなくしてまで,青春をそこに注ぐことに意味がある。

ウルトラセブン

2016年はウルトラマンシリーズの放送が始まって50周年になります。そこのオジサンたちは白黒テレビの前でウルトラマンの活躍を毎週楽しみにしていたことだと思います。しかし、1966年に放送開始されたウルトラマンは、怪獣ブームを盛り上げ、42.8%という高視聴率でした。しかし、制作時間がかかり、番組放送のやりくりが難しくなったことから9ヶ月間で放送を終えることになってしまいます。

この、ウルトラマンの放送終了後、1967年に始まったのがウルトラセブンです。ウルトラシリーズではウルトラセブンの人気が高く、番組の構成も他のウルトラシリーズとは少し違っています。

このころの世の中は空を見上げれば、1961年に人類初の宇宙飛行士ガガーリンが「地球は青かった」と名言を残し、1969年にはアポロ計画により、人類が初めて月面に立つという、宇宙開発競争のころです。しかし、足元を見ますと、1965年に米国がベトナム戦争に介入し、戦線が拡大。また、日本でも海外でも学生運動が盛んな時期でした。

そんなことが時代的背景もウルトラセブンに影響を与えていると思えます。

ウルトラマンン時代には主に怪(あや)しい獣(けもの)と書かれる怪獣と戦っていましたが、ウルトラセブン時代では地球侵略が目的の宇宙人に変わりました。実にほぼ毎週、49話中39人が入れ代わり立ち代わり地球侵略をしてきたのです。

なお、ウルトラマンは(V)o¥o(V)のバルタン星人を初め、39話中4人の宇宙人が登場しているだけです。

また、侵略する目的はよく判らないのですが、それなりの言い分はあるはずです。また、侵略される側だって、自分の命や家族の命を守らなければならない。
第42話「ノンマルトの使者」では、ノンマルトなる者たちが海底開発基地を攻撃します。そのノンマルトについて、アンヌ隊員が謎の少年にこんな風に問いかけます。

ア 「ノンマルトって何なの?」
少 「本当の地球人さ」
ア 「地球人?」
少 「ずっとずっと大昔、人間より前に地球に住んでいたのさ。人間は今では自分たちが地球人だと思ってるけど、本当は侵略者なんだ」
ア 「人間が地球の侵略者ですって? まさか・・・まさか・・・」

それを知ったダン隊員は自分はウルトラセブンとなって、地球と人類を守るため、このノンマルトと戦うべきなのか? と悩むようになります。

テレビ番組「ウルトラ怪獣散歩」のエンディング曲「ウルトラ怪獣散歩のテーマ」が宇宙人の悲哀を物語っています。
しかし、この曲はこのまま、この星を地球人に任せていてもいいのだろうかということも歌っています。



歌; メフィラス星人

誰か僕に地球をくれませんか
誰か僕に愛をくれませんか

東京の下町を ぶらりしようと思っただけなのに
怪獣だからという理由で 撮影許可降りない
スカイツリー 登らせてくれなかった
お寺に神社 大抵 怪獣NG

怪しい獣と書いて 怪獣なんだ
でも本当に怪しいのは 地球人の方だろ
妬みと嫉みの化けの皮に包まれた人間どもよ

誰か僕に地球をくれませんか
誰か僕に愛をくれませんか
せめてください 散歩の許可を