2026年9月9日に気象庁が最新のエルニーニョ監視速報を発表。
2026年の春から続いているエルニーニョ現象について,今後冬にかけて継続する見込みが100%とのこと。
日本では西日本の猛暑,台風の多発,連日の豪雨など各地で異常気象をもたらしている(と思う)エルニーニョ現象が冬も続く。
いやはや,いったいこれから何が起こるのか?
■おさらい
エルニーニョ現象とは,太平洋赤道付近(南米ペルー沖〜中部)の海面水温が,ふだんより高くなる現象。
これによって,東から西へ吹く貿易風が弱まり,西側の暖かい海水が東側へと流れ込み,広い範囲で海が温まる。そうなると,大量の水蒸気が発生し,ふだんとは違う場所で積乱雲が発達。この影響で偏西風など地球全体の空気の流れを変わって,世界各地で大雨,逆に雨不足,猛暑などの異常気象を引き起こす。
■予測
気象庁の予測では,現在の太平洋赤道域に見られる暖かい海水はとうぶん高い水温のまま維持されると予測。このため,現在のエルニーニョ現象が最盛期を迎える冬にかけて継続する見込みは100%と発表。
■スーパーエルニーニョ
2026年8月の監視海域での海面水温は,基準値より約3.4℃高い。8月としては過去最高だった1997年の記録を上回っている。これがさらに発達し,冬の最盛期には観測史上最大級だった1997年12月に匹敵する,スーパーエルニーニョ(正式名称ではない)になる見とおし。
■どうなる?
エルニーニョ現象が冬まで長引くと,一般的には日本付近では冬型の気圧配置(西高東低)が弱まる。そのため,全国的には寒気の影響を受けにくい暖冬になりやすい。日本海側では雪が減り,翌年の水の不足などが懸念される。
逆に本州の南を南岸低気圧が通過しやすくなるため,ふだん雪の少ない太平洋側の地域で大雪になることもある。
■1997年-1998年のできごと
では,観測史上最大級の強さだった1997年〜1998年の冬になにがあったか。
20世紀最大規模のエルニーニョ現象の影響により,南西諸島で戦後第1位,西日本では平年比+1.3℃の戦後2位タイの暖冬。一方で北海道では1986年以来の寒冬。
そして,関東地方では南岸低気圧通過が多発したため記録的大雪。しかも,2週連続。
1998年1月9日:東京15cm,横浜20cm,宇都宮29cmなど
1998年1月15日:東京16cmなど
松本市では1月15日に積雪69cmを記録。降雪が少ない松本では松本砂漠と言われており,このころは除雪体制がまったくなく,1週間たってもJR松本駅まえの除雪が進まないでいた。
ちょうど,前日の1月14日に東京へ出張しており,宿泊してしまった。15日は始発から中央本線は運休だったため,当時の長野新幹線でJR長野駅まで行った(特急あずさが運休だったので,振替で乗れる)。
ここまでは,若干の遅れがあったもののほぼ順調で,午前中には到着。ところが,ここからが災難。
JR長野駅から最後にでるというアナウンスのふつう列車に乗れたはいいが,JR松本駅直前で大雪のためストップ。いつもならば1時間ちょっとでJR松本駅まで行けるところが,約3時間後に到着。しかも,ここで運転打ち切り。
さて,どうしたものかと駅前にでたところ,運よく?なぜかバスがまだ運航しているようすだったので,バスに乗る・・・が,もう,これが大雪の影響でなかなか進まない。
夕方の4時ころに乗って12時間後の午前4時になっても国道で立ち往生したまま。
結局,ここで途中下車して家まで約5kmを歩いて帰った(このときは雪はもう止んでいた)。
また,このときは暖冬ということもあって,天気を完全になめきっていて,車のタイヤはノーマルのまま。車は3月になるまで乗ることはできなかった。
松本市積雪1位は1946年3月3日の78cm。
ちなみに,たぶん,人が住んでいるところでの日本最高積雪地点は長野県栄村のJR飯山線森宮野原駅で1945年2月12日に7m85cm。

さてさて,2026-2027の冬はどうなるのか?
あしたもよろしくお願いします。







