プロ野球で「天才」と呼ばれた、呼ばれる選手は数多くいますが、その中でも長嶋茂雄さん(読売ジャイアンツ終身名誉監督)とイチロー選手(フロリダ・マーリンズ)は天才と言われる両極端に位置していると思います。
長嶋さんが選手にバッティング指導をするとき「ボールがビューと来たらバーンと打てばいい」と語ったというエピソードがあります。
エピソードと言うよりも、今でも子どもたちに同じような感じで説明しています。
つまり、物事の結果について「なぜそうなったか」を論理的に説明するよりも、イメージで野球をプレーしている選手だと思います。また、「シュートで80行」という伝説もあり、「今日のホームラン、あれはどんな球種でしたか?」と取材されると、必ず「シュートです」と答えていたそうです。これ以上は何も説明してくれないので、スポーツ記者たちは80行の記事を書くのに苦労したという話です。
長嶋さんはその他の伝説的言動からも「論理的思考」よりも「直感的思考」の人だとであることが判ると思います。
一方、イチロー選手は以前、北野武さんとの対談で「僕は天才じゃない」と断言し、その理由を「今年だけで僕は242本安打を打ちました。ところが僕は、その242本に関してすべて、なぜ打てたかを説明できるんですよ。本当の天才である長嶋茂雄さんとはその点が違います」と言っていました。
確かにイチロー選手のインタビュー談話を読んだりしますと、イメージを論理的に説明しています。
判りやすく比較するとすれば、長嶋さんの発言をまとめた本は「コミック(喜劇)」分野、イチロー選手の発言をまとめた本は「ビジネス」分野のコーナーに置かれているような感じです。
社会に出て会社の中などで仕事をしていますと、いろんな物事を説明する機会が多くなります。
そのときに「ビューと来たからバーン」では説明になりません。「○○だから、□□になった」でなければ説明になりません(本当はもっといろいろと説明しなければなりません)。
それでも、直感による発想がなければ、アイディアなどのが幅広くなりません。
つまり、仕事は「長嶋型」+「イチロー型」であれば最強と形になるのではないかと考えます。
直感×理論
しかし、それが上手く出来れば、何の苦労もないのですけど。