野球小僧 season16

丸坊主にして自由な時間をなくしてまで,青春をそこに注ぐことに意味がある。

Bチーム

大所帯の高校野球部の場合、主力Aチーム、育成Bチーム、新人Cチームとチーム分けされており、公式戦のない週末は別々のチーム行動になることが多いです。

Aチームあたりは非常に厳しく、与えられたチャンスで結果を残せないと、すぐさまBチームへということはよくあるようです。

また、Bチームでも、結果がよくないとCチームメンバーがお試し採用されることになってしまいます。

プロ野球と同じようなシステムですね。

その中で、背番号をもらうために努力しているのです。

考えてみれば、別の学校の野球部に入っていれば、こんなに苦労しなくてもレギュラーになれる力を持っている子もいることでしょう。

でも、選んだ野球部のユニフォームを着て甲子園を目指す。その道を選ぶ子も現実です。

一年生の中でも、早々にBチームに帯同される子もいます。

まあ、「早くBチームへ」という気持ちも判りますが、この時期Bチームでバリバリやるならともかく、Cチームで伸び伸びと上級生がいないうちに思い切りバッティングが出来る方が、力をつけるためにもいいかも知れません。

そんな中、2週間ほど前ですが、Bチーム帯同のお声がかかりました。

その前の日は、練習試合用のユニフォームを用意して、アンダーシャツ、スライディングパンツなど忘れ物がないかどうかを、何度も何度も確認。

そして翌日。バットも持って、いざ出陣です。

 

ところが、この日は丸一日、学校のグラウンドで練習三昧。

練習試合のグラウンドが前日の雨で使用不可能になってしまったのです。

帰宅後の話では、この日は試合出場予定だったそうです。

本人は誠に残念な様子でしたが、翌日もBチーム帯同と言われたそうです。

しかも、今度は公式戦用のユニフォーム着用(前日、練習試合が中止になったため、練習試合用のユニフォームで練習した子もいたため)とのこと。

ただ、試合出場の予定はないとのことですが、それでも、今度はユニフォームの入れ替えと、さらに忘れ物がないかを入念にチェックです。

そして、翌日。前日、バットを部室に置いてきたので、この日はバットは持っていません。

ところが、出番は突然に。

一打同点のチャンスに代打で登場。でも、そうそう上手く行くはずは・・

それでも、高校野球児としての一歩を踏み出せました。