野球小僧 season16

丸坊主にして自由な時間をなくしてまで,青春をそこに注ぐことに意味がある。

見えすぎちゃって 困ァるのォ~

中日ドラゴンズ若松駿太選手が21日に翌日の横浜DeNAベイスターズ戦での先発に向けて、ナゴヤドームブルペンで投球練習しました。この時になんとゴーグル姿でした。ゴーグル・ピッチャーといえば、同僚の山井大介選手が有名ですが、山井選手の視力は0.7で、裸眼で自動車を運転できるぐらいであり、一般的には悪い数値ではありません。
しかし、山井選手は「ゴーグルがないと野球が出来ない」と言っており、サインを見ることはもちろんですが、視野を歪まないように補正することによって、ブレないピッチングが出来るそうです。

一方の若松選手は昨オフの視力検査では両目とも1.5でしたが、ここ2~3ヶ月で右0.5、左0.9まで急降下しています。これではさすがにサインが見えづらくなり、ゴーグル着用を決めたそうです。

一般的に野球人にとって必要なのは視力が重要になりそうなのはバッターであり、そのうえ、純粋な視力ではなく、動体視力だというイメージがあります。

その根拠として、よく言われているのが「イチローは視力0.4しかない」という話です。たまにメガネを掛けているような姿があるため、視力があまりよくないというイメージを持っています。

しかし、これは実際のイチロー選手の視力は右1.0、左1.2であって、プライベート中のメガネはなんとダテメガネなんだそうです。それでもイチロー選手自身は「目はあまりよくない」と語っており、お医者さんの勧めでコンタクトを着用してプレーした年もあるそうです。

でも、「視力は野球にはなんにも反映されない」とイチロー選手は言っています。目を使ってボールを見ようとすればするほど、身体が緊張してしまうとのことです。視力自体にはそこまで依存していないということです。

トリプルスリーを達成し、現在、押すに押されぬスラッガー東京ヤクルトスワローズ山田哲人選手。山田選手の視力は右0.7、左0.4であり、コンタクトは「合わない」と着用することなく裸眼でプレーしています。

「ボールをよく見ろ!」と学童や中学野球では、良く言われています。ピッチャーが投げる所から、キャッチャーのミットに入るまでじーっと見ている子はいないと思いますが、ボールを見ようとすればするほど打てなくなることだってあります。

今では「周辺視野」を大事にするようです。エンドランなどの練習でランナーを視野に入れながら、打ち込んでいくことでミートが向上するという指導も取り入れているようです。また、「目付け」の感覚も大事にするそうです。ピッチャーのリリースポイントやインコースアウトコースなど、個々によっていろんなところに焦点を置き、経験則をスイングに反映させているとのことです。

動体視力も重要ですが、野球選手にとって必要なのは「目の使い方」だということです。

それでもサインやボールが見えないなどの弊害もあるため、メガネやコンタクトは必要になります。視力が悪くても問題ないかもしれませんが、サインミスを犯しているようでは元も子もありません。

現在、脅威の視力の持ち主と言われているのが、東北楽天ゴールデンイーグルスオコエ瑠偉選手です。視力はなんと推定3.0以上。1.2の指標を2倍の距離で正確に言い当て、1.5の2倍もほぼ正解なんだそうです。センターの守備位置から、キャッチャーの表情が見えるとも言われています。

さて、22日のベイスターズ戦での先発・若松選手ですが、3イニング7失点と大炎上。今季初といってもいい大敗を喫し、森繁和監督はチーム全体に悪影響を与えかねない失態に、試合途中に名古屋へ強制送還させました。

なお、若松選手は前日のゴーグルは付けていませんでした。若松選手もチームもなかなか、視界良好とはいかないようです。