その労働環境・作業内容が「きつい(Kitsui)」、「汚い(Kitanai)」、「危険(Kiken)」である、3K職場がキャッチャーです。
MLBでは英語で「Dirty」、「Dangerous」、「Demeaning」から「3D」と言われているかは定かではありません。
今、MLBで一番人気のないポジションがキャッチャーだと言われています。
特に白人系の選手が激減していて、今やラテン系のキャッチャーが大半を占めているとのことです。
テレビ解説していた元選手も「自分の子供に野球をさせたとしてもキャッチャーだけはやらせたくない」と言っているほどだそうです。
そんな中、MLBで「本塁でのクロスプレーでキャッチャーを守るための新ルールが必要では」との議論が持ち上がっています。
事の発端は今年の5月25日ジャイアンツ対マーリンズ戦の延長12回。
昨シーズン、ナ・リーグの新人王に輝いたジャイアンツのバスター・ポージー捕手が、外野フライで三塁ランナーのスコット・カズンズ選手と本塁で衝突。
このときのプレーで左脚骨折と左足首靱帯を損傷。今シーズン絶望となったうえ、選手生命も危ぶまれているそうです。
一部の米メディアは、このプレーでの「ランナーがキャッチャーに激突する際の時速は29キロ。衝撃は1.4トン」と試算しています。私は物理が苦手ですので、この辺は、はかせくんとお父さんに解説していただきましょう。
当事者ポージー選手は「彼を悪くいうつもりはない。彼に対する脅しなどはやめてほしい」とコメントしています(さすが紳士)。
ですが、ジャイアンツのボウチー監督はMLBの機構に、キャッチャーが完全に本塁をブロックしていない状態であるにも関わらず、ランナーがキャッチャーに体当たりをした場合には、罰金や出場停止処分を科すような新ルールの導入を提案するという。
ブライアン・サビーンGMは「ポージーはライトからの返球に備え三塁側を空けていた。ランナーは三塁側から回り込むべきで体当たりは不要。ランナーが新人でファイトを見せたかったのだろうが・・・」と言っています。
他チームの選手、監督たちからは「未熟な走塁だが、ルールの範囲内」、「高校生はともかくプロなら本塁上の交錯は当然」、「ポージーがうまく衝突を避けられなかったのがおかしい」という声もあるそうです。
また、MLB殿堂入りジョニー・ベンチさんは「捕手は正面を空けておくべきで、ポージーの位置は道路の真ん中に車を止めたようなもの」と指摘しています。
もう一方の当事者のカズンズは、涙を浮かべてポージーさんのけがを心配し、謝罪しています。だけど、心ないファンから脅迫メールなどが殺到する騒ぎになっているそうです。
このニュースビデオを見てみると・・・
確かに捕球体勢に入っているキャッチャー無防備になりますので、守られてしかるべきだというのは判ります。
それでも、勝負としてはランナーだってホームを狙わなければいけませんよね。
本塁上のクロスプレーは野球の一瞬で一番の攻防でもあります。
つまらないルールは作って欲しくはありませんが、このようなケガだけは無くして欲しいと思います。