長野県は平均標高が約1000mという,日本でいちばん天空に近いところで人間などが暮らしている場所。
越後国(現;新潟県)の上杉謙信さんと甲斐国(現;山梨県)の武田信玄さんが第3国である信濃国川中島で歴史的な名勝負を繰り広げた舞台
1998年に冬季オリンピックが開催された
そんな長野県ですが,2026年に現在の長野県が発足して150年。
1868年9月17日:明治政府の府藩県三治制導入により,信濃国の旗本領・幕府領が伊那県になる
1870年10月11日:伊那県のうち北信および東信の旗本領・幕府領が中野県として分立。12月に中野県庁が中野騒動(世直し騒動)により全焼
1871年7月19日:廃藩となった龍岡藩のうち信濃国内の領地を中野県に編入
1871年8月8日:善光寺領を編入。県庁を中野から長野に移転し,(仮)長野県が発足
1871年8月29日:廃藩置県により,信濃国内の12藩が県に置き換わり,伊那県,長野県を併せ14県になる
1871年12月31日:第1次府県統合により,飯山県,松代県,須坂県,上田県,小諸県,岩村田県,椎谷県の信濃国部分を長野県に編入し,県域が東信と北信に拡大。伊那県,松本県,高島県,高遠県,飯田県,名古屋県の信濃部分,高山県(旧飛騨国)が合併し,筑摩県となる
1876年8月21日:筑摩県が分割され,旧高山県は岐阜県に編入,信濃国部分(中信・南信・北アルプス地域)が長野県に編入され,(元)長野県が発足。法令による廃止はないが,置き換わる長野県の発足により実質的に令制国である信濃国は廃止
2005年2月13日:木曽郡山口村が岐阜県中津川市に編入合併。これによって(現)長野県の状態になる
と,いったい何がどうなったのかよくわかりませんが,紆余曲折をへていまがある長野県。
長野市を中心とする「善光寺平」,松本市を中心とする「松本平」,上田市/佐久市を中心とする「佐久平」,赤石山脈と木曽山脈に挟まれた「伊那谷」,木曽山脈と御嶽山系に挟まれた「木曽谷」,諏訪湖周辺の「諏訪盆地」と,生活圏がわかれており,地域間を移動するのが大変なことと,地域間の文化・風習も違ったりする。
そのなかでも善光寺平と松本平はお互いが認めるほどの犬猿の仲とも言われる。
理由としては江戸時代までは多くの藩があり,明治政府によって廃藩置県が行われるまで広域的に政治的な一体性が乏しかったという事情がある。ちなみに江戸時代末期などの一揆の発生数は全国1位。これは各藩で発生した数を長野県としてまとめたため。
また,廃藩置県の途上においても、最終的に県庁が長野市に置かれるまでにいろいろあり,これが現在まで尾を引いているとも言われているものの,実際に松本市民が長野市に行っても安全である。もちろん,その逆も同じなので,一種のネタ的扱いのようなもの。
このネタもとは1876年6月ころに発生した,筑摩県庁舎の謎の火災消失。
当時,松本藩を改め「筑摩県」とされ,その県庁が焼失。放火の疑いがあった。推定原因として,上田の士族(旧藩士)が放火したと報じられ逮捕されたものの,裁判で無罪。県庁を焼失した筑摩県は長野県に併合され,松本は行政の中心地としての地位を失ったというもの。
その後,1948年には長野県庁が焼失し,ここで県庁移転運動が再燃。さらに不満が爆発して,県の分断決定を前提に議会が進んだが,そのなかで傍聴者の一人が「信濃の国」を歌い,ほかの傍聴者も釣られる形で合唱。これに議員が冷静さを取り戻し,分断を取り消したという謎のエピソードもある。
そんなこんなで長野県の真ん中よりも南側の中南信地区では,「長野」の名を好んでおらず,「信州」「信濃」で呼ぶことが多い。それはほとんどふつうのこと。
よって,なのかどうかはわかりませんが,サッカーの信州ダービー(AC長野パルセイロ vs. 松本山雅FC)はJリーグ屈指のおもしろさとも言われる。
これが長野県。
面積:13,561.56km2(日本アルプスを始め大規模な山岳地があるため可住地面積率は低い)
推計総人口(2025年12月1日):1,968,822人
人口密度:145人/km2(日本で最も人口密度が高いのは東京都で約6400人/km2)
隣接都道府県:埼玉県,群馬県,新潟県,富山県,岐阜県,愛知県,静岡県,山梨県(埼玉県,静岡県への直接ルートは困難)
県の木:しらかば(案外,花粉症を発症する方もいる。塩尻市役所近くにはたくさん植えられている)
県の花:リンドウ(白い品種はスズランに少しにているものの,リンドウはリンドウで,スズランはスズラン)
県の鳥:雷鳥(「雷鳥の里」というお菓子は人気No.1のお土産。食べたことない)
県歌:信濃の国(子どものころからの県民はだいたい歌える。私はよくわからない)
県獣:ニホンカモシカ(クマよりも見かける)
長野冬季五輪開催記念日:2月7日(休日ではないし,県民の日でもない)
現知事:阿部守一さん(現在の全国知事会の会長)
キャッチフレーズ:しあわせ信州。(まあ,暮らしやすい)

阿部ちゃん,「信州観光大臣」に任命していただければ,1年間,毎日このブログで信州アピールしますから。ただし,有給+賞与付きで,有休は300日くらいほしい(冗)
あしたもよろしくお願いします。