「夜桜お七」は1994年9月7日にリリースされた坂本冬美さんの12枚目のシングル楽曲。作詞は林あまりさん,作曲は三木たかしさん,編曲は若草恵さん(作詞の林あまりさんの本名は「真理子」ですが,日本大学理事長の方とは別人)。

楽曲名の「お七」とは江戸時代に本郷にいた八百屋の娘・お七のこと。
1682年暮れの大火でお七の一家は焼け出され,避難したお寺でお七は寺小姓と恋仲になった。翌年の正月,お七の家は再建されて両者は離れ離れになるが,恋心を抑えきれぬお七は再び火事になれば再会できると考えた。そして火付けを起こし,お七は捕えられ,1683年3月に鈴ケ森刑場で火刑に処された。
お七の享年は15歳といわれる。
お七の話は井原西鶴さんの浮世草子「好色五人女」に取り上げられ,浄瑠璃など多くの作品の題材になった。特に捕えられたあとの奉行所で,「お前の齢は十五ではないな?」という,「齢十四ならば刑罰を免除できる」ことを知る奉行が最後の情けをかけるも,それを断る場面は有名。
この楽曲は現代的な女性像を八百屋お七になぞらえたもの。林さんの第一歌集「MARS☆ANGEL」に収録されている短歌連作「夜桜お七」を再構成して歌詞にしたとのこと。
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